howattoのハンサムなビスコッティ -ワインとのマリアージュも楽しめる粋なお菓子-
以前のコラムで、恐るべき手間暇をかけて作られている、
howattoのビスコッティについてかなり詳細に紹介させていただいたのですが、
実は…まだまだそれだけでは語りつくせていなかったのでございます…!
…というわけで、今回はhowattoのビスコッティラインナップについて、
さらに深く掘り下げさせていただきますので、Be ready!
前にご紹介したとおり、howattoのビスコッティは本場のものと比べて
何千倍(あれ?倍率増えてる?)もブォーノなお菓子に仕上がっております。
本場イタリアで販売されているものといえば、プレーンとチョコチップと、
あとドライフルーツが入ったのと…
ん? あとほかにも種類ってあるんだろうか…?
と思ってしまうほど、どちらかというと“大味”な大衆的お菓子なのですが、
ノンノンノン! howattoのビスコッティは味はもちろん、
そのバリエーションの豊富さでも、お菓子ファンの心を捕らえて放しませぬ…!
そこで、どんなラインナップがあるのかを、まずはご紹介。
今まで登場したプレーン以外のビスコッティは…
カカオ、ココアと文旦、塩レモン、ジンジャー、チーズ、
チーズとローズマリー、チョコチップ、徳島ゆずと有機レーズン、
バジルとチーズ、有機レーズンと甘夏、有機レーズンと完熟すだち、
ゆこうとチーズ、レモンとチーズ、ローズマリー
の14種類。
さらに11月には『栗のビスコッティ』も新たにお目見えしました!
なかでもレーズンと柑橘を合わせたもの、
特に『有機レーズンと完熟すだちのビスコッティ』なんて、ほんとに秀逸。
時として主張が強すぎるスダチを、木で熟させてから使うことで、
すだちの香りがまろやかー。
これが、おいしいレーズンとぴったりマッチして、ぽりぽりぽりぽり…
一瞬で全部食べてしまいます。
ところでみなさん、
上記のメニューをご覧になって、何か気づきませんか…?
…そうなんです。チーズを使ったビスコッティが結構多いんですよ。
ちなみに、ここで使われているチーズは、甘いものではなく、
塩っけをそのまま活かした、いわゆる「おつまみ」感覚でも食べられるもの。
つまり…、howattoのビスコッティは甘いものだけじゃなく、
ちょっと珍しい“甘くないビスコッティ”が結構あるんですね。
もともと、本場のビスコッティはコーヒーやワインに浸して食べることもある
という紹介もよくされているんだけれど、
コーヒーにもワインにも浸して食べるのは、きっと甘い系のビスコッティのはず…。
私は年に1回ほどイタリア・ミラノに出張で行ってまして、
だいたいおみやげにビスコッティを買うことが多いのですが、
スーパーでも空港のおみやげショップでも
甘くないビスコッティは今までに見たことないなぁ…。
なので、はじめてhowattoで甘くないビスコッティを紹介してもらったとき、
おお…、と少し衝撃を受けたのを覚えています。
しかし、一口食べてみて、私、甘系ビスコッティよりも、
この塩系ビスコッティにがっつりとハートを持っていかれたのであります…!
まさかの…! チーズがビスコッティとこんなにマッチするとは…!
バジルやローズマリーといったハーブと合わせたものも、
ゆこうやレモンといった柑橘系と合わせたものも、
もう無限に食べちゃう食べちゃう…!
なぜ、甘くないビスコッティを作ろうと思ったのか、裕美ちゃんに尋ねたところ
「そもそも甘いお菓子が苦手だったんよ」
と、衝撃の返答が…!
はじめはその返答に驚いたものの、じっくりその言葉を噛みしめてみると…
ああ、確かに。なるほどね!
ビスコッティだけじゃなく、シフォンケーキもパウンドケーキも、
howattoのお菓子は甘さが優しいことに気づきます!
裕美ちゃん自身がおいしいと思えるお菓子を作りたい、という信念を貫いているわけだ!
さらに、塩系ビスコッティを作ろうと思った一番の理由は
「チーズが好き!」
というこれまたシンプルな理由。
「好きな食べ物、何?」と尋ねられたら、小さいころから「チーズ!」
と即答してきたぐらい裕美ちゃんのはチーズ好き(笑)。
だから、お菓子にも使いたかったんですって。
かつ、もう1つ深~いワケがありまして…。
「いろんな人たちに、いろんなシーンで食べてもらいたかった。
お菓子って“女子が買うもの”みたいなイメージあるけど、
男性にももっと食べてもらいたいし、
ティータイムだけじゃなくて、お酒のおともにもなるといいなと思った」
んだそうです。
ワインとの相性もバツグンのビスコッティなんて…
その発明の栄誉をたたえて、バンドゥー・ノーベル賞、何度でもあげちゃう…!
ありがとう、howatto…。ありがとう、裕美ちゃん…。
(もはやこのフレーズ、出さずにはいられない)
ちなみに、甘系ビスコッティも、
生地自体のおいしさ、ナッツの香ばしさに、フルーツの素材感が
前面に押し出されているので、甘さはほんのり感じる程度。
ですから、赤ワインなんかに合わせても楽しめると思います♪
howattoのビスコッティは、
どれをとっても、どこかクールな男の子っぽいイメージがするんだよなぁ。
つ・ま・り! 私にとっては、どの子もハンサムなイケメン君ばかりなんですよー!
自分の好みのタイプが必ず見つかるはずですから、ぜひぜひお試しあれ♥
書いた人:板東悠希(Studio Bang-Do! ↵ スタジオ・バンドゥー)
徳島生まれの徳島育ち。
阿波弁と英語の“なんちゃってバイリンガル”。
屋号は「スタジオ」と銘打っていながらも手掛けるのは…
ライターとして雑誌(阿波おどりグラビア誌『阿波楽』)やwebサイト(瀬戸内Finder)の取材・原稿執筆をはじめ、
海外デザイナーやメーカーと日本企業とのやりとりの通訳・翻訳、アテンドをしたり、
日本の中小企業の輸出や海外展示会のサポートをしたり、はたまた、瀬戸内国際芸術祭2019のオフィシャルツアーガイドをしたり、
…と「スタジオ」っぽくない仕事ばかり。
…とはいえ、幅広いフィールドで活動中。
howattoのお菓子に出会ったときから、シフォンケーキもビスコッティも大好物となり、
新作のお菓子については、「連絡せずとも自動的に予約」を強制発動させることにしている。
おかげで、糖質制限ダイエットなど、考えたこともないし、考える余地もない…。