あんず

このところ、地元の果物を分けていただいたり、ときめく食材を購入することができたりということが続いていてうれしい日々です。
昨年、欲しいほしいと思いながらも時期を逃してしまい買えず、ず~っと心に引っ掛かっていた、杏。
子供のころに食べた近くのケーキ屋さんのチーズケーキ(スフレタイプ)の上に塗られていたっけ。
甘いケーキの中で、そこだけ際立つ甘酸っぱさ。目の覚めるような、甘い幸福感から少し現実に戻されるような鮮烈な酸味と甘い香り。あれはきっと、アンズのジャムだったな。
最近口にする機会がなく、なんとなく昔を思い出して、自分で作ってみられたら…と思っていたのでした。
そんなところに、知人から分けてあげるよのお言葉が!

じゃ~ん!
杏!
見ているだけでわくわくする、このフォルム。
何に使おう?
考えるのはあとあと。
新鮮なうちに、コンフィチュールにしました。

材料は杏と砂糖だけ。
あんずはペクチンが多く含まれているようで、少量の砂糖でもかなりのとろみがつきました。
味わってみると、キュンとなるような鮮烈な酸味と、梅やスモモにも似たふくよかな甘い香り。そして灰汁は味に深みを与えてくれて。
美味しすぎます~☺
もう、どんなお菓子に使おうかと考えていたのも忘れるくらい、これだけで食べていたい気分ですが、、
ブログを書きながら正気に戻ってきました(笑)
シフォンがいいかな、マフィンがいいかな?
考えるのもまた楽しいひとときです。